読んでもらえるブログ記事の書き方

ピアノ教室のホームページで、先生の人柄を知ってもらうためには、ブログなどを書くのが有効です。

プロフィールに「私はレッスンには真面目だけど、ちょっとスッとぼけたところがあって、いろいろ失敗もしちゃいます」と書くよりも、日常で起こったことに対してどう考え、どういう行動をしたか、具体的なエピソードを書いたほうが、読む人に「人柄」や「思い」が伝わります。

ところで、面白いネタはあるのに、話のまとめかたがよくわからない。そんなことって、ありませんか?あるビジネス書で「文章が苦手な方におすすめのフォーマット」を見つけたので紹介しましょう。

文章が苦手な方におすすめのフォーマット

  1. 世間では○○が○○といわれているようですが、私は少し違和感を感じます。
    ※一般論とは異なる主張をする。
  2. もちろん、○○という説も一理あると思います。
    ※一般論は一般論として認める
  3. しかし、個人的には○○と思えてなりません。
    ※自分の主張を明確にする
  4. なぜなら、○○という点が○○だからです。
    ※主張の理由を書く
  5. 事実、○○ということがありました。
    ※具体例を挙げる
  6. したがって、○○ではないでしょうか。
    ※結論。話をまとめる

ダメな文章を達人の文章にする31の方法 なぜあなたの文章はわかりにくいのか』 山口拓朗著 より

まず、読み手に波紋を投げかけておいて、「どういうことなんだ?」と思わせておいてから、主張を読んでもらうという流れです。実際に書いてみましょう。

フォーマットに沿って書いてみる

『習うなら、大手楽器チェーン系の教室? それとも、個人教室?』

お子さんのピアノ教室を決める場合、多くの親御さんは、カワイやヤマハなどの、大手楽器店が運営しているピアノ教室を選ばれているようです。しかし、ほんとうにそれでいいのでしょうか。

もちろん、大手楽器店のピアノ教室は、実績も多くあり、宣伝にもお金をかけていて、教室も立派なので安心感があります。本当に生徒のためを思って教えてくれる良い先生もたくさんいらっしゃるでしょう。

しかし、個人的には、ピアノを習うなら個人教室をおすすめしたいです。

なぜなら、同じ月謝を支払っていても、先生が受け取る額が全く違うからです。大手楽器店の場合、先生に入るのは月謝の6~7割。個人教室ならば、10割が先生に入ります。月謝が6,000円だとすると、大手楽器店の先生に入るのは、約4,000円。個人教室だと、6,000円。

月に30人教えている先生なら、大手楽器店で12万円、個人教室なら18万円です。

その差額はいったいどこへ行くのか、というと、受付の事務員さんの人件費だったり、宣伝費用だったり、設備の維持費だったりするわけです。別に大手楽器店が「ピンハネしている」わけではなく、大きな組織を維持する以上、必要な経費なのでしょう。しかし、この差額が「先生の教え方」に、知らず知らずのうちに反映されないでしょうか。

事実、知り合いのピアノの先生は、自宅教室で数人の生徒を見るとともに、大手楽器店のピアノ教室でも教えています。大手楽器店で教える曜日の、テンションの低いことといったら!逆に、自宅で教える日は「生徒に満足してもらって、良いウワサを広めてもらわないと!」とはりきっています。ただ、「どちらの教室の子供たちもかわいい」とのことで、収入の差からくる気持ちのギャップに、ご本人も悩まれているようです。

本当はよくないことですが、先生も人間ですからね。12万円の仕事と、18万円の仕事を同じクォリティでやってください、と言われたら出来るでしょうか。そんなの関係ない、とおっしゃる立派な先生も多数いらっしゃるとおもいます。しかし、私は、残念ながら自信がありません。

したがって、ピアノ教室は、個人教室で探すことをおすすめします。お金がすべてではありませんが、お金は働くための大事な理由でもあります。

どうか、あなたが良い先生とめぐり会えますように。ピアノ教室の情報をホームページでしっかり確認し、体験レッスンを受けてから、通うかどうかを決めてくださいね。

フォーマットに沿って書くメリット

さて、最後まで読んでいただけたら、ひとまず成功ですね。

フォーマットに沿って書くメリットというのは、話の着地点をはっきりさせることができる、ということです。「何が言いたいのかわからない」という状態におちいるのを防ぐ意味でも有効だと思います。

気に入っていただけたら、あなたの面白いネタを、このフォーマットに当てはめて書いてみて下さい。読んだ人から反応がある、かも知れませんよ。

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